ここではMinitab 16 のアシスタント機能を使ったI-MR管理図についてご説明いたします。
レポートカード
正規性: データは正規性検定に合格しました。
安定性: 工程平均および工程変動が安定していない可能性があります。I管理図で3個(3.0%)の点が管理外です。MR管理図で2個(2.0%)の点が管理外であり、I管理図の管理限界の妥当性に影響を与える可能性があります。工程が安定していても、I管理図で0.7%の点、MR管理図で0.9%の点が偶然に管理外になる可能性があります。管理外の点を調査し、特殊原因があるものは計算から除外してください。
データの量: 100個以上のデータ点が計算に含まれているため、管理限界の精度について心配する必要はありません。
相関データ: データは相関検定に合格しました。連続するデータ点間の相関は、0.2未満です。
要約レポート
コメント: 工程平均が安定していない可能性があります。I管理図で3個(3.0%)のデータ点が管理外です。工程が安定していても、0.7%の点が偶然に管理外になる可能性があるため注意してください。
といったように、自身で色々な前提を調査しなくても、アシスタント機能が管理図を表示すると同時に全てを調査してくれますので、とても便利です。
※ 相関データ: I-MR管理図において、隣どうしのデータが相関している場合、誤った警告の数が増える可能性があるため、そのようなことが起きているかどうか計算しており、いわゆる自己相関について確認しています。
[ 2010.8.30 from S.Yukutake ]
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