みなさんは、Minitabで分析した結果をどのようにレポートにしていますか?グラフや数値結果をパワーポイント又はワード文書に出力、グラフをコピーして作成している方もいらっしゃるかと思います。実はMinitabにはレポート作成機能があります。複数ソフトを使わずに、Minitab内で完結することができ、非常に便利な機能となっています。今回はその便利なレポート機能について紹介したいと思います。
ReportPad
今回紹介する機能は、ReportPadと呼ばれるレポートの作成機能です。 Minitabで分析した結果をReportPadに出力し、自由にカスタマイズを行うことができます。作成したレポートは文章ファイルとして出力が可能です。
グラフの追加
Minitabで作成したグラフ上で右クリックし、「レポートにグラフを追加」を選択します。するとReportPadに自動的に画像が追加されます。 (一度追加したグラフはReportPad上で再編集できないので、追加する前にグラフの変更を行わなければなりません。)
数値結果(セッションウィンドウ)の追加
グラフのみならず、出力した数値の結果もReportPadにそのまま追加可能となります。 Minitab上での操作となるので、大量の数値結果でもフォーマットが崩れることがありません。 また、文書に関してはReportPad上で再編集可能となるので、重要な値の色や大きさをかえて強調することができます。
ReportPadの編集
追加したグラフや数値結果を見やすくするために、ReportPad上で編集を行います。 説明文の追加や、文字サイズ・色の編集、グラフの大きさ変更 基本的な編集はメニューバーの「エディタ」または右クリックで行えます。
レポートの出力
作成したレポートをリッチテキストフォーマット or HTMLとして出力することができます。
自動的にグラフの追加
定常的にレポートを作成する場合は、マクロを作成したほうが効率的になる場合が多いです。 ReportPadでもグラフを自動的に追加するマクロが存在します。 出力したグラフをすべてReportPadに追加したい場合は、マクロの最後に下記を追加
gman;
append;
all.
もし追加したグラフを選択したい場合は、そのグラフ出力マクロの後に下記を追加
gman;
append.
最後に
ReportPadのメリットとしては、グラフや数値結果をコピーしてわざわざ他のソフトに追加するなどの手間が省けることが大きいかと思います。 Minitab内ですべての作業を行うことができ、定常的なレポート作成の場合はマクロを使うことで大幅な時間短縮につながります。
[ by Y.Itoh ]
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。